臍の緒は生後5~7日ころ取れます。お臍がとれた後で、生後1〜2ヶ月頃にお臍の奥にきのこ状のもの(右の写真)ができたり、ジクジクしている場合は臍肉芽といって治療が必要です。また、臍の周囲が赤く腫れている場合は感染をともなっている可能性があります。小児科医を受診してください。
生後1ヵ月頃、特に泣いている時にお臍が飛び出してくることがあります(左の写真)。臍ヘルニアといって、臍の緒が取れて臍ができる過程で筋肉(筋膜)がくっつかずに穴があいてしまって、そこから腸が飛び出している状態です。通常、周囲の筋肉が発達して徐々に穴が小さくなり1歳ころまでには自然になくなります。しかし、臍ヘルニアの大きさが2~3cmあると自然になくなることは少なく、飛び出した部分を穴の中へ押し込み、綿球で圧迫してテープで固定する方法を試みる必要があるため小児科医を受診してください。